90年代にDTMでMIDIデータを作っていた人がすべき勉強

DTMに使用する音源は、昔はMIDI音源とかDTM音源とか呼ばれていた、一種のPCM系シンセサイザーでした。
これは、基本的にはGM規格に基づいて音色が配置され、バンク番号とプログラム番号が一致すればどの音源を使用しても大体同じ感じの曲に聴こえるという風な狙いで作られていました。
しかし実際にはやはり音源が違うとニュアンスが変わってしまい、別の曲に聴こえる事も少なくなかった為、当時公開されていたMIDIデータはSC-55mk2専用、とかそういった対象音源が指定されていました。
時は変わって現在
今、DTMに使用する音源は普通はソフトシンセとなるでしょう。
ハードウェアのシンセを用いる場合もあるかもしれませんが、それでも主流がソフトシンセなのは間違いありません。
そしてこのソフトシンセ、大抵の物はGM規格なんて無視しているので当然MIDIデータだけ貰ったところで同じソフトシンセで再生させなければ全く違う曲になってしまいます。
しかし、昔は今ほどネットワークの速度が速くなかったためにMIDIデータでの公開が主流でしたが、今はもう十分ネットワーク速度が速くなっているのでmp3等、実際の音での公開が主流になっています。
(仕事として曲データを作成する場合は、機種を指定されてMIDIデータを作成することが多いというのは昔とそれ程変わっていませんが)
そのため、今は昔よりも曲データをアップする人に求められるスキルが高まっているように思います。
昔はMIDIデータでの公開が主流であった為、ある意味ある程度編集にも限界があったわけです。
無論、コントロールチェンジやRPNを駆使して音を作りまくったデータを公開する場合も多かった訳ですが、それでも今ほど編集の自由度はありませんでした。
しかし、今は最終的に音のデータとして公開するのが主流になっている為、編集時に出来る事が増えています。
最初の旋律作成時の工夫の辺りは昔と変わらないのですが、その後音データに加工した後更に手を加える事が出来る為、出来上がりの音をかなりコントロールする事が出来るようになっています。
その結果、この出来上がり段階での編集をあまり行っていないデータと、出来上がり段階での編集もしっかり行っているデータとで聴き比べられ、旋律データの部分は良い曲なのに最終的に良い評価を貰えないというパターンが発生します。
昔、MIDIデータを公開して曲作りにかなり自信があるような人でも、その後勉強を怠ってしまったら他の人に追い抜かれていくという状況が出来上がってしまっています。
また最初の旋律データの作成に関しても、今は初音ミク等のボーカロイド音源特有のテクニックなど、昔には無かったテクニックが存在している為にこの部分に関しても新たに勉強しなければならない事柄が増えています。

昔、DTMで曲を作っていたが暫く休止して、最近になって復帰した方々は、こういった部分について十分に勉強しなおさなければならないという点に注意しましょう。

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