DTMでも楽譜読めなきゃ駄目?

DTMをする場合、楽譜は読めた方が良いのか?
これについては、自作曲を作る場合なら全く読めなくても大して問題にはならなかったりします。
一般的なDAWやMIDIシーケンサーソフトでデータ入力を行う場合、通常はピアノロールかST/GT型なら数値入力で打ち込むのが基本になってきますので楽譜というのはそもそも見る機会自体あまり無かったりもします。
(無論、楽譜表示機能を持っているDAWなら楽譜表示を行えば、入力したデータを楽譜で確認することも出来ますが、わざわざやる意味はあまり無いでしょう)
しかし、既存の曲の楽譜データをダウンロードなり、書籍を購入なりして打ち込む場合は勿論、その楽譜が読めなければ話になりませんのでこういった場合は楽譜が読めることが必須になります。
ただ、この場合であっても実際には打ち込む際にはピアノロールなり数値入力なりで打ち込む場合が殆どですので(そもそも楽譜入力がやりやすいDAW自体があまり無いのですが)、結局入力段階には楽譜は関係なくなる為、例えば楽譜が読める別の人にドとかレとか言ってもらいながらそれを打ち込んでいくという方式なら、打ち込む本人は楽譜が読める必要はやっぱり無かったりする訳です。
楽譜というのは、MIDI等の演奏情報を記録したデータ形式がまだ存在しない時代に音楽の演奏情報を何とか記録しておこうとして発達した記法ですので、様々な楽器の演奏情報を目で見える形で表現するという意味で優れた表記法なのですが、今現在コンピューターでの音楽が発達した状態においては必須では無くなっているわけです。
しかしながら、先ほど書いたように一般に販売されているような楽譜集を購入し、それを打ち込もうとした場合には読めた方が良いのは間違い無いので、余裕があるなら楽譜の勉強も行っておくべきでしょう。
まぁ、とはいえ実際には楽譜の表記もそこまで複雑な記号が使われている場合はほぼ無いので(例えば、楽譜にはダブルシャープだとかダブルフラットだとかの、全音分音を上げ下げする表記記号も制定されていますが、あまり使われていません)、1時間も勉強すれば大体読むのに困らない程度の知識は身につくと思われます。
とりあえずDC、DS、CODA等を間違わずに楽譜を追えれば大抵はほぼ問題ないでしょう。
シャープだとかフラットだとかの本当に基本的な部分は、小学校か中学校の音楽の時間で勉強する筈ですし。

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