DAWは実際、それだけでも最終仕上げまで持っていく事も可能な物ではあるんですが、しかしやはりマスタリング段階や、そうでなくてもサンプラーを便利に使いたいと思ったならやはり波形編集ソフトの類を用意した方が良いでしょう。
波形編集ソフトにも色々ありますが、パッケージソフトとして有名な物としてSound Foege、フリーウェアとして有名な物としてはAudacityがあります。
またそれ以外にもフリーとしてはSound EngineやWavosaurといった物もあります。
基本的にSound Forgeはそれ単体で波形編集ソフトに求められる機能はほぼ網羅しているのですが、フリーウェアの場合は微妙に機能が足りないといった場合もあったりしますので色々と用意してその都度使い分けてみて下さい。
これらは大抵の場合、Waveファイルの波形の視覚化や、Waveファイルのサンプルの直接編集等の機能を備えています。
Waveファイルの波形の視覚化により、クリッピングの確認やその他ノイズの確認等を行う事が出来ます。
また、サンプルの直接編集によりそういった箇所の修復を行う事も出来ます。
これらのソフトはそれ以外にも、波形の中の特定の部分にだけエフェクトをかける、等の事がかなり容易に出来るようになっており、音の中のごく一部分だけに特定の効果を加えたいといったような場合にDAWよりも手軽で簡単にそういった事を実現する事が出来るようになっています。
一般に、サンプラーを使う際にはWaveファイルを用意するわけですが、それらは録音してきた音を使用する場合も多いと思います。
(無論、中にはその辺のネットに転がっているようなワンショット音源等のみに頼っている方もいらっしゃるでしょうが)
録音した音はそのままではサンプラーに取り込んでも使いにくいので事前にちゃんと加工する訳ですが、この加工がこういった波形編集ソフトを使った方がずっとやりやすいのです。
DAWだけで出来なくはない作業ですが、やはりこういった事を多くされる方は一度、こういったソフトの導入を検討してみては如何でしょうか?