DTMだからと言って、偏った楽器編成にするのはやめておきましょう。
DTMの場合、実際の楽器を揃える必要が無い分、実際には有り得ないような編成が出来てしまいます。
全ての楽器がシンセ構成だったり、とかですね。
実際には、それでも上手く作られている曲というのも無いわけではないのですが、やはりこういった偏った編成にしてしまうと上手くまとめるのが非常に難しくなります。
というのも、全てが同じ楽器の構成にしてしまうと当然各楽器の音が似た物になってしまう為、今鳴っているのがどのパートの音なのかというのが判り難くなってくるのです。
勿論、音域はある程度ばらけさせるでしょうから完全に溶け込んでしまうという事は無いと思いますが、それでもメロディ、伴奏、オブリガート等が全てどれがどれだかわからないというのは、聴いていて何だかもやもやしてくるのです。
こういった構成にしたい場合は、エフェクト(特にイコライザ)を頑張って設定し、各音にメリハリをつけなければなりません。
イコライザの設定如何によっては、各音が曲に馴染みながらも埋もれてしまわないという、上手い設定に出来る場合もあります。
音を重ねさせる周波数、メロディの独立性を確保する周波数、などをきっちり意識しながら設定していきましょう。
しかし、こういった方法をとるよりは、やはり各パートの音が最初から違う音に設定されている方がずっと良いのは間違いないので、よく考えておきましょう。